すみっコぐらしまちコラボ 下関 & すみっコぐらしルーム in ホテルニューオータニ ~博多~

すみっコぐらしとホテルニューオータニのコラボのため、東京か大阪か博多で4万ほど払って1泊することになった。 普段から足を伸ばせる東京で宿泊というのも味気ないので、移動費など他の費用もかさむが大阪か博多に行くことにした。 博多からのアクセスがある程度現実的な下関市でやっているすみっコぐらしコラボにも手を出せるので、博多に決めた。

www.san-x.co.jp

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前日

翌日朝7時20分の飛行機に乗らなければならなかったが、飲み会に誘われてしまった。 断ろうかとも思っていたが、上長に話しておきたいこと*1があったのと、新しく入社したインターン生とじっくり話す中々ない機会だったので参加した。 そのため睡眠時間は3時間程度だったし、その3時間も寝ているのか起きているのかわからないような状態だった。 飲み会自体は参加してよかったと思えるものだったが、この睡眠不足が後に重篤な問題を起こしてしまった。

下関

すみっコまちコラボでおすすめされていた以下の観光スポットを回っていくことにした。

しかし角島大橋と毘沙ノ鼻はかなりアクセスが悪く、1日ではどちらか片方にしか行けなかった。 角島大橋も捨てがたかったが、せっかくすみ活をしに来ているので本州のすみっこに行かないわけにはいかないだろうと思い、毘沙ノ鼻を選んだ。 あとは気になっていた海響館とその近くの唐戸市場に行くことにした。

唐戸市場を歩いていたらちょうど揚げたてのふぐの唐揚げが売っていたので買ってみるとこれが中々おいしく、おかわりしてしまった。 1日中移動しっぱなしだったのでこれが下関でとった最後の食事になってしまったが、名物と言えるものを辛うじて口にできたのでよかった。

唐戸市場を出てからはバスで毘沙ノ鼻の近くまで移動した。 近くと言っても歩いて1時間弱はある。 これでも公共交通機関が通じている限りでは一番近い。

海沿いの道も多いので景色はいいのだが、道程はかなり厳しいものだった。 まず、この日の最高気温は35℃あり、15時半頃も33℃ほどはあった。 本州の最南端だけあって西陽が容赦なく照りつけ、海沿いにはそれを遮るものがない。 そんな道を20分ほど歩くと木陰に入るのだが、そこから先は毘沙ノ鼻までずっと登り坂になっている。 控えめに言って真夏に徒歩で来る場所ではなく、毘沙ノ鼻に着く頃には汗でずぶ濡れになってしまった。 ちなみに当初の予定では博多に先に行き、2日目に下関を回って帰ろうと考えていたが、アクセスが良い福岡空港から帰った方が余裕を持たせられると思い、下関を1日目に持ってきた。 もし2日目に下関を持ってきていたらずぶ濡れのまま飛行機に乗らなければならなかった可能性もあるため、英断だった。

歩いているうちに夕方になればいいと思っていたが、真夏だったので夕陽の時間には程遠かった。 とにかく暑く、毘沙ノ鼻に設置されていた自販機で飲み物を2本買ってその場で消費してしまった。 ただ、確かに景色はよく、帰り道は達成感に溢れていた。

ちなみに帰りは行きと同じバス停まで徒歩で戻ると大抵バスが出た直後に到着し、そこから1時間以上待たされるため、バス停ではなくこれまた本州最西端の駅である梅ヶ峠駅に向かった。 1時間強も歩けば着くが、途中から上り坂が長い間続き脚に追い打ちをかけてきたため、翌日は筋肉痛になった。

まだまだ回りたいところもあったが、福岡のホテルに移動しなければならず、午後6時頃下関を発った。 すみっコまちコラボで勧められていたスポットも回りきれていないので、11月のコラボが終了してしまう直前にもう一度来たいと思った。

博多

20時頃ホテルにチェックインした。 まともに食事をとっていなかったのでシャワーを浴びたらラーメンでも食べにいこうと思っていたのだが、披露が凄まじく、近くの銭湯*2に行って帰ってからそのまま寝てしまった。 内装はとても気合が入っていた。

もともと睡眠時間が足りていなかったため8時間ほど寝ても疲れがひどく午後まで寝ていたかったが、チェックアウト期限の11時にホテルを出た。 朝食のバイキングで食べ過ぎたのか、昨日汗で身体を冷やしてしまったのか、体調もよくない。 下関での旅程は綿密に組んでいたものの博多での予定はそこまで考えていなかったので、太宰府と(2日連続水族館になってしまうが)マリンワールド海の中道を見に行くことにした。 正直言って博多で見たいものはあまりなく、私には都市部の観光よりも自然の観光スポットが多い場所の方が向いていると感じた。

太宰府に着いたものの気温が昨日に引き続き高くやっていられなかったので、参拝を済ませるなり足早に帰ってしまった。 少々もったいないことをしたが、やはり8月に外を出歩くのは得策ではない。 今回の旅行自体、ホテルニューオータニのコラボルームが予約受付を開始し次第部屋を取り、最初に予約が成功したタイミングで行こうとしたら最初の8月に取れてしまったので来ただけであり、特別の事情が無ければ秋以降にずらしたかった。

すみっコぐらし堂にも寄ったが、店舗限定のとかげの苺のぶらさげぬいぐるみの在庫が無く残念だった。 ちょうど1ヶ月前にオンラインで販売し、そちらに在庫が回されてしまったのだろうか。 商売の都合はあるのだろうが、十分な在庫を確保せず現地に足を運んだ人を蔑ろにするのは憤りを感じてしまった。

マリンワールドを一通り回ったところで、ちょうどいい時間になってきたので空港に向かった。 旅程を組んでいなかったので移動時間が長くなってしまったが、ホテルニューオータニのコラボが一番の目的だったので、特に思い残すこともなかった。

空港に向かう前に今度こそ博多ラーメンを食べていこうかと思ったが、フライトの1時間前には空港に到着しておきたかったので見送りとなった。 幸い空港に竹乃屋のレストランがあったので、名物の鶏皮だけ食べた。

家に帰る頃にはかなり疲労が溜まっており、どこか頭も重かった。

翌日

起きたがどうも仕事に行けるコンディションでないと感じ体温を計ると38.6℃。 旅先で例の感染症をもらってきてしまったかと思ったが、食欲は普通にあること、昨日からお腹がゆるいことを考えると、最近仕事でストレスを抱えていたところで無理をしてしまったために寛解状態にあった持病の潰瘍性大腸炎が増悪してしまった可能性が高そうだと感じた*3。 後悔は全くしていないが、思ったより早く今の仕事を辞める算段をつけなければならないかもしれない。

*1:今のエンジニアリングチームが抱える問題点など。

*2:ユニットバスがあったが好きではないので使わなかった。

*3:その後に内視鏡検査を受けたところ、全くその通りだった。

館山

去る3/15、館山でサイクリングをしてきた。 4月まで有給消化だが、天気予報を見ると3月後半は天気の悪い日ばかりで、その日を逃すと晴天と言える日はしばらく無さそうだったのでいいタイミングだった。

コースは駅前で自転車を借りて海沿いに沖ノ島洲崎神社、野島崎を巡ってまた駅前に戻ってくるコースにした。 11時頃、自転車の貸出手続きを終え、沖ノ島に出発した。

何かあるというわけではないが、水の透明度が高く、夏に海水浴でもしたら気持ちがよいだろうなと思った。

小さな洞窟もあり、なかなかのフォトスポットだった。

島の外周をひとまわりしたところで気が済み次の目的地である洲崎神社に向かったが、途中トラブルがあった。 積もった砂の上に自転車で乗り上げてしまい、車輪が砂にとられたために私の身体は自転車から投げ出された。 顔と脚が地面に叩きつけられ、前歯が地面に削られる感覚がはっきりとあった。 結果として、顔の数ヶ所に傷を負い、両膝を打撲した。 前歯も1ヶ所欠けてしまったのでかかりつけの歯科医にすぐさま連絡したところ、翌日の予約が取れたのは不幸中の幸いだった。

もう10数年くらいここまでの怪我をしたことは無かったのではないかと思うほどの負傷だったが、後ろには車が普通に走行していたことを考えれば、轢かれなかった上に骨折なども無しというのはまだツイていたと言う他ないだろう。 特に腕を負傷しPCの操作ができないということになれば、仕事の変わり目ということもありどうなっていたかわからない。 数ヶ月無職になっても耐えられる程度の蓄えはあるが、苦しかっただろう。

膝の痛みで自転車をこぐのが辛くここで引き返そうとも考えたが、嫌な思い出だけが強く残ったまま帰るのも癪だったので旅程を続行することにした。 顔の傷の大部分はマスクをしていれば隠せる位置だったのも都合がよかった。

洲崎神社に到着すると、負傷した脚に堪える長い階段が待ち受けていた。

ひとまず、先のトラブルで生死や今後の生活に関わるほどの負傷が無かったことへの感謝を伝え、顔の傷がきれいに治るのと欠けた歯がくっつくことを祈った。

洲崎神社を出た頃、既に午後3時を回っていた。 17時までに自転車を返却しなければならず、最後の目的地である野島崎まで16kmほどあり、更に館山駅に戻るにも16kmほどあるため、残念だがここで引き返すのが賢明だろうと思えた。 しかし、今回諦めたら果たしてもう一度ここに来る気力が起こるか疑問だったので、そのまま野島崎に向かった。 打撲した箇所は相変わらず痛いし、サドルも硬くて尻が痛くなり、電動アシストもついていたがかなり苦しい道のりになってしまった。

16時手前になってようやく野島崎に到着し、房総半島最南端を20分程度でスピード観光した。 灯台に入れるようだったので入ってみたが、途中から階段が急な上に1人しか通れないほど足場が狭くなったので上るのに苦労した。

一通りの場所を見てからは館山駅に向けて自転車を飛ばしたが、16時半を回ったところで明らかに間に合わないだろうと判断し、店に10分程度遅れることを連絡し詫びた。 私のせいで少し残業する羽目になってしまったにも関わらず、怪我を心配して下さった上に絆創膏なども頂き、感謝しか無かった。

ただ、それはそれとして、今後は高かったり時間の都合が付きづらかったとしても旅先ではより安全な交通手段を使おうと決意した。 特に都市部以外の道の整備が不十分な地域では、今回のように道の上に障害物があったり、そもそも歩道が狭くて車道にはみ出ざるを得ないことも多かった。 この記事を書いている現時点で、怪我の後始末に10〜15kほどかかっている。 その程度で済んでよかったとは思うが、それでもそのようなことに金を使うのであればバスや、それができないならタクシーにでも乗っていればよかったのだ。 今後の教訓とする。